SEの分業制に思う。
最近SE業界も分業制が流行ってるようです。
インフラの世界にもその波は押し寄せているようです。
インフラの、フィールドSEには、
プレセールス(コンサルや提案)
設計・構築
保守・運用
アフターセールス
といったフェーズがあります。
(SIer毎に違うとは思いますが)
昔はこれらをほぼ一貫して行ってました。
それが最近ではこれらの業務を分業化しているところが増えてきているようなんです。
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分業化のメリット
メリットがあるから分業化が進んでいるのでしょう。
おそらく、効率の問題かなと思います。
コンサルや提案に特化できるので、効率のいいセールスが出来ますし、構築に特化した部門であれば構築に集中できる。
人のリソースも平準化出来るでしょう。
でも、私個人が見るメリットは「だだのそれだけ」なんです。
現場を知らない人の提案って「信憑性」ありますか??
と、いうことに尽きると思います。
現場を知らない人が言う「大丈夫」と、現場でがっつりやってきた人が言う「大丈夫」は同じ言葉でも重みが変わってきます。
確かに提案やコンサルというのは最上流の花形の仕事です。
将来のキャリアパスの一つの到達点であるべきで、若手にいきなり任せられる仕事ではないと思ってます。
現場であまり揉まれてないコンサルの提案は・・・。
私、わかっちゃいます(^^;
風呂敷なんて広げてナンボなのですが、その広げ方が雑です。
客に買わせようとするあまり、客の「買いたくなる気分」を阻害しています。
「もう少し、私らを見てよ」と思います。
同じ提案でも
たたき上げの方は微妙にニュアンスを変えることができます。
現場でしみ込んだ経験がボキャブラリーになって、お客さんに訴求することができます。
まれに現場を経験せずにこういうことができる人がいますがそれはごく一部の選ばれし者だと思ってください。
それからあまり「プライド」的なものを見せませんね。
客と論争するなんてもってのほかです。(身近にいました。。客を言いくるめてやろうという人が・・。)
私から見た理想論
とにかく、若いうちは構築や保守の現場でもまれてほしいと思います。
私は10年以上現場にいました。(正確には今も居ますw)
そこで現場の雰囲気を作れるようになったらもっと上流にいけるでしょう。
特にトラブルの現場の雰囲気をコントロールできるようになったらプロジェクトマネージャーになれますし、コンサルとして活動しても多くのお客様の信頼を勝ち得ることができるでしょう。
上流工程に携わりたいのなら「人を磨け」ということですね。
なんだかとりとめのない話になってしまいましたが
要はITの世界でも「人間性」が重要なんですよ、ってお話でしたm(__)m